校長室からのメッセージ
本ページでは、毎月発行される校報「とうぼう」の巻頭の言葉を掲載致します。

4月5月6月7月8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |

 
 心豊かな時間をみんなで 〜神田小学習発表会を終えて〜

体育館そばのハマボウやイチョウの木々が今年も赤や黄色に色づき、ここ神田小も秋の深まりを感じる季節を迎えました。
 先日19日()は、保護者や地域の皆様とたくさんの方々をお迎えし、神田小学習発表会を開催しました。当日はあいにくの雨模様で外の気温は冬の訪れを感じる程でしたが、会場の体育館は子ども達の熱演と地域の皆様方の温かい激励の拍手で、熱気にあふれていました。
 1年生はたった3人でしたが、役を入れ替わり立ち替わりして、見事に“3びきのこぶた”を演じていました。2年生は、神田にまつわる“高壺山の鬼伝説”を、3年生は卒業式を控えた“うぐいす学校”を、4年生は下関に伝わる“耳なし芳一”のお話を、5年生は夢をプレゼントしてくれる“真夜中のサンタクロース”、6年生は総合的な学習や国語の教材と関連させた創作劇“守れ!神田の大自然”。どの学年も、短い練習期間でしたが、その学年らしさ、その子らしさが発揮された見応えのある発表でした。そして、職員は「先生達、かっこいい。」の子ども達からの声援を力に“南中ソーラン”を気持ちよく()踊らせてもらいました。
 学習発表会後の子ども達の感想は、緊張から開放され「終わってほっとした。」というものが多かったのですが、「せりふがすらすら言えると楽しくなってきました。本番は、もうすっかり覚えていたから楽しくできました。」、「やっているとだんだん楽しくなった。」、「みんな練習の力を出していたのですごいと思いました。」など学習発表会を通して成長したなあと感じられる感想がたくさんありました。子ども達の感想を聞きながら“適度な緊張感は人を成長させる”という言葉を思い出しました。
 確かに、このような大きな行事は練習や準備にも時間がかかり大変なところもありますが、子ども達の確かな成長を目の当たりにすることができます。子どもの数が減る中、大勢の観客の前での演技は、こうした機会だからこそできる学習で“自分はこんなこともできる”という自信を一人一人の子どもがもてたと考えています。“自分はこんなことができるんだ”“自分の演技をみんなに誉めてもらった”という思いは、子ども達にとって、いつまでも心に残るよい思い出となり、大人になってからも心の糧の一つとなると思っています。

52人の子ども達のお陰で子どもも大人も心豊かな時間が過ごせた学習発表会でした。


 
太陽のように光り輝けがんばる心
           〜東法ふれあい運動会を終えて〜

さわやかな秋晴れの下、924()に第4回東法ふれあい大運動会が開催されました。子ども達が考えたスローガンは“太陽のように光り輝け がんばる心”。6年生を中心に、準備や練習を重ねてきました。
 特に応援合戦にむけては、昼休み返上で赤組、白組がそれぞれ体育館や音楽室、運動場と場所を変え取り組んでいました。「応援合戦の練習は厳しかったけど、ダンスは楽しかった。」は、後日の子どもの声。当日、替え歌に合わせてのダンスは、楽しみながらも子ども達の応援合戦にかける熱い思いが伝わってきました。
 なかなか勝負がつかず水入りまで入った迫力のある騎馬戦、突然行進曲が流れなくなったにも関わらずだれも動ずることなく整然とした入場行進、グランドに開いた大きな花のような輪で踊った豊北音頭、風に吹き飛ばされそうになりながらも釣った魚を懸命に運んだ12年生と老人クラブ・祖父母の方々とのさかなつり、焦れば焦るほどバランスを崩してしまうぴったり缶カン等々。ちょっとしたハプニングもあったものの小学生、きらきら保育園児、地区民が一体となったふれあい運動会の名にふさわしい大運動会でした。競技や演技で見せた子ども達の笑顔、満足した顔からは、スローガンに唱われているように一人一人の輝きが見られました。
 児童代表の終わりの言葉で、6年の山○君が「みんなの心が一つになって、まるで大きな家族のようでした。」と、感想を述べていましたが、まさにその通りだと実感した運動会でした。
 前日準備、終了後の片づけにつきましても、PTA、体育振興会、振興協議会等多くの皆様のご協力により短時間で終えることができました。手際のよい仕事ぶりは、子ども達にとっても大人のすばらしさを感じる場となったと確信しています。本当に有難うございました。


 
 みのりの秋 2学期を控えて

 今年は梅雨明けが7月末と例年に比べ遅かったのですが、その後はうだるような暑い日が盆過ぎまで続き一雨欲しいなと思った頃に、台風10号が雨雲を運び花壇の草花にとっては恵みの雨でした。
 夏休みも4分の3が過ぎました。この間、保護者の皆様にはプール当番や子ども達の飼育・栽培当番等へのご協力本当に有難うございました。お陰で子ども達は、プールでの水泳を存分に楽しむことができましたし、ニワトリたちも暑い夏を乗り切っています。
 この8月のはじめ、お寺の掃除当番が回り出かけた際、幼なじみの友達と一緒になり小学校時代の思い出話に花が咲きました。夏休み、お寺の本堂に机を並べ、自治会の小学生がみんな集まって宿題をしたこと、勉強が終わった後はかくれんぼをしたり、ゴム跳びをしたり、木登りをしたりしたことなど。「結構まじめに勉強してたね。」、「みんなでよく遊んでたね。」、本堂のガラスふきや廊下拭きをしながら子ども時代の昔話はいつまでも続きました。当時お寺は子ども達の格好の遊び場で、子ども達の歓声がいつも響いていました。ゴム跳びは得意だった私ですが、かくれんぼの鬼になった時は友達が床下や裏庭に隠れて姿が全く見えなくなり、なかなか見つけられず心細い思いをしたほろ苦い思い出の場所でもあります。
 この夏休み、子ども達はどんな思い出を作ったでしょうか。子ども時代のよい思い出は成人してからの生きる糧になるといっても過言ではないと思います。残りの10日間の休みも、有意義に過ごして欲しいと願っています。
 さて、二学期は東法ふれあい大運動会、豊北町小学校体育大会、読書感想文コンクール、美術展、学習発表会と多くの行事があります。子ども達がこれまで蓄えてきた力を発揮する機会が最も多い学期です。子ども達にとってはまさにみのりの秋を迎えたといえるでしょう。本校の子ども達は何事にも真剣に取り組むというよさを持っています。様々な行事や活動で子どもたちがもてる力をしっかり発揮するよう《よさを見逃さない》《よさを認める》《よさを見つめ続ける》の「三つのみ」の精神で支援を続けみのりの秋にふさわしい学期にしたいと願っています。


 
 心に残る楽しい夏休みを

6月半ばに植えつけた、サツマイモのつるも日増しに成長し葉の数も増え、厚くなっています。植えつけた後の草取りや土寄せなど子ども達の世話が続いているからでしょう。
 さて、1学期も明日の終業式で終わり。21日からは8月末までの6週間の夏休みが始まります。夏休みを控え、先週は各学年とも夏休みの過ごし方について指導の時間がもたれています。大方を家庭で過ごすようになりますから、親子で話し合って約束を考えた学年もあったようです。夏休みを有意義に過ごすためには、事前の計画をしっかり立てておくことが何より大切です。子供任せにしないで、親子での話し合いを是非持ってほしいと思います。
 5月の‘とうぼう’で紹介しました、‘早寝早起き・朝ごはん 本を読んで外遊び みんな仲良く今日も元気’という「家庭の元気応援キャンペーン」のスローガンは夏休みでも実践してほしい事項です。
 ところで、今の子どもに足りないものの一つに‘自然体験・生活体験’があげられています。長期の休みは親子でスポーツをしたり、地域の奉仕活動に参加したりするのにとてもよい機会です。
 また、家族の一員として家の手伝いを続けてするにもよい機会です。私の小学生時代の手伝いといえば、ずっと風呂焚きと廊下の水拭きでした。もちろん風呂はまきで焚きます。そのころは道路が舗装されておらず、夕方になると廊下は土ぼこりでざらざら。それを水拭きするのが仕事でした。発達段階に応じて‘風呂掃除や庭はき、食器洗いなど’是非決まった手伝いに取り組ませてほしいものです。休みの終わりには「よく続けたね。」「助かったよ。」「○○も喜んでいたよ。」などの声かけができ、子ども達が満足感や達成感を味わえることを願っています。中だるみになりそうなときの支援は親の役目です。自分のことを自分でするのはもちろんですが、人のために役立てたという思いや役立ちたいという思いは体験を通してこそ育つものだと思います。
 夏休みに向けて、県教育広報誌‘ふれあい夢通信’や下関市教委発行のイベントや紹介の‘小冊子’等、配布されています。目を通され休みの過ごし方に活用していただければと思います。
 2006年の夏休みはこんなこと、あんなこと心に残る夏休みだったと振り返られるような夏休みになることを願っています。


 
人権の花すくすくと

校舎前の花壇に、今年はサルビアやマリーゴールドなどとともにひまわりが、夏の日射しと梅雨の雨の恵みですくすく育っています。下関市人権擁護委員会の方が、「神田小学校で人権の花“ひまわり”を育ててください。」と人権の花運動の看板とひまわりの種を持って来校されたのは4月。5月の連休明け、雨上がりの日、環境委員会と3年生の子ども達が種まきをしました。1週間後には、小さな芽が出始め、今では低学年の背丈ほどに生長しています。「ひまわりの草丈がグーンと伸び風で倒れないか心配。」と、子ども達に話すと、6年生の女の子が「先生、支柱を立てるといいよ。私たち3年生の時そうしましたよ。」と、答えてくれました。学習したこと、経験したことをちゃんと覚えていた子ども達。すばらしいことです。早速、学校の裏山の竹で支柱の用意。1本、1本立てていきました。3年生8人がひもでていねいに結わえていきました。これで少々の風は耐え、本格的な夏を迎える頃には大きな花を咲かせることでしょう。
 さて、私たちは誰もが生き生きと人生を送りたいと願っています。そのためには、お互いの人権を尊重し合う風土を作りあげていくことが何より大切だと思います。このところ、人権を無視した痛ましい事件や事故が毎日のように報道されていることを思うに残念でなりません。誰もが安心して暮らせる社会をめざして、一人一人ができることを実践していくことが何よりと考えます。お互いに支え、支えられしながら生きていることを実感し毎日を過ごしたいものです。
 人権の花“ひまわり” がすくすく育っていくように、私たち一人一人の思いやりもしっかりと育てていきたいものです。


 
早寝、早起き、朝ご飯、本を読んで、外遊び、みんな仲良く、今日も元気

今年も、ツバメが低学年の昇降口に巣作りを始めました。東法園からは、ウグイスのさえずりとともにホトトギスの「キョッキョッキョ、キョキョキョ」という鳴き声がこだましています。
 52名の子ども達は、先日の縦割り班グループで実施したスポーツテスト、今年度初めての朗誦朝会と自分の力をしっかり発揮して、お互いのよさを吸収し合って過ごしており、一人一人の子どもが輝いている場面にたびたび遭遇します。
 さて、本校の子ども達の大方は1時間余りかけて歩いて登校します。7時前後には、それぞれの地区の集合場所に集合。当然早起きです。昨年度3学期の生活調査では6時前に起きる子が数人、ほとんどの子は6時から6時半には起きています。朝食は、9割以上は毎日食べているようですが、「時間がない」、「食欲がない」という理由で時々食べない子も数人いるようです。
 学校では、週3回(昨年度まで週2回)朝の10分間読書を実施しています。8時15分になったら、学校中シーンとなり、各教室で子ども達は本と向き合っています。休み時間は外遊びを存分に楽しむ子どもの姿が見られます。潮時のいい日は、浜遊びに夢中になる子もいます。
 4月末に配布された、「自ら学ぶ習慣を身につけるために」というリーフレットをご覧になったことと思います。学力は、規則正しい生活習慣と学習習慣づくりからと、山口県の子ども達の現状をふまえて、山口県PTA連合会と山口県教育委員会から4つの提案がされています。『朝食をとって学力を高めよう』、『あいさつや手伝いを大切にしよう』、『大人も一緒に読書をしよう』、『家庭学習の時間を決めよう』です。第1の朝食は、成長期の子どもにとって健康を支え、集中力ややる気を高めます。第2のあいさつや手伝いで築かれるお互いの信頼感は、子ども達が安定した学習環境を作ることにつながります。第3の読書は、子どもの心を豊かにし興味・関心も大きく広げながら、理解力や判断力、創造力を育んでくれます。第4の家庭学習は、学習に取り組む習慣が身につきます。低学年では毎日机に向かって学習する。中学年ではそれに加えて、学校での出来事や学習について子どもと話す時間を大切にする。高学年では自主的に学習が進められるようにする。さらに中学生にもなると将来の目標に向けて継続的な学習をと家庭学習の大切さについて述べられています。
 表題の【早寝、早起き、朝ご飯、本を読んで、外遊び、みんな仲良く、今日も元気】は、
 『家庭の元気応援キャンペーン』のスローガンです。
 これらは、学校と家庭が同一歩調で取り組んでこそ、より成果が上がるものと思います。一人一人の子ども達に確かな学力をつけるために双方が連携を取り合いながら力を尽くしていきたいと思います。


 
ふるさとのよさがよさがわかり、自分のよさを知り、
ともに伸びようとする神田っ子

 この冬は寒さが続いたこともあり、今春の桜はちょうど子ども達の入学・進級に合わせたかのように開花し、子ども達を祝福していました。新学期がスタートして二週間余り。多くの方に祝福されて入学した一年生3人も、上級生とともに元気いっぱい学校生活を送っています。
 新六年生10人の子どもたちは新しい神田小のリーダーとしてがんばっています。今年も登校班による花壇の手入れやウサギやニワトリの世話。5月からは縦割り班での掃除。児童数が少なくなってきた本校にとって、異学年集団での活動は子ども達の成長に大事な役割を果たしています。てきぱきと指示し、下学年をいたわる上学年の子どもたち、一生懸命仕事をする下学年の子どもたち。このよき神田小の伝統を守り、今年度も互いによい影響を与え合いながら過ごさせたいと思っています。
 さて、本年度も
 あいさつする子  うんどうする子  どくしょする子  をめざす児童像にしています。52人の子どもたちの可能性を引き出し、よさを伸ばしながら、一人一人が生き生きと学校生活を送ることができるように全職員一丸となって取組みたいと考えています。
  主要努力点としては
   自ら学ぶ意欲の喚起と基礎学力の定着
  2 元気のよいあいさつや場に応じた言葉づかいができる子どもの育成
  3 進んで働き、外遊びを楽しむ子どもの育成
  4 読書習慣の定着と読書環境の整備 
  5 地域の素材を生かした計画的な「総合的な学習の時間」の展開
  6 家庭や地域に開かれた学校づくり          
 本年度から朝の読書タイムは週3回、すくすくタイムでの全校体力つくり活動は週2回実施。神田ならではの東法湾での学習、地域の人々とふれあいを大切にした総合的な学習もさらに充実させたいと考えています。
とは申しましても、十分な成果を上げるためには、学校、家庭、地域の皆様と連携を図りながら確かな信頼関係を築くことが何より大切だと考えています。校報やホームページの充実、年2回の教育週間の実施等を通して、家庭や地域に開かれた学校づくりに努めたいと思っております。
 本年度も、保護者の皆様や地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


 平成17年度 
4月5月6月7月9月9月−210月11月12月1月2月3月

3月
第96回卒業証書授与式 

 
 桜のつぼみもふくらみ、春の息吹が感じられる320日。在校生、保護者、来賓の方々と多くの人に祝福され、神田小学校の12人の卒業生は巣立っていきました。
 式の後、帰り際に来賓の方が「神田の子は本当に仲がよかったのですね。」と感想を伝えてくださいました。在校生から卒業生一人一人へのお別れの言葉、別れを惜しんで涙を流す子ども達の姿を目にされ、おっしゃったのだろうと思います。すばらしい卒業式の場に居合わせたことに感謝しています。ありがとうございました。



2月
水仙の香りに包まれて

 神田校区は響灘に沿っていることもあり、冬でも霜が降りることは殆どありません。1月から3月にかけては、田圃の土手、家屋の石垣沿い、海に面した傾斜地、道のそばの空き地と様々なところで水仙の花が咲いているのを目にします。濃い緑の細長い葉をすっとのばし、早春の香りを届けてくれる水仙は、寒い季節を元気で乗り切れと励ましてくれているように思えます。
 当然、本校にも、植木の根元、グランドのフェンス沿い、東法園の入り口、校舎裏口の道沿いと様々なところに固めてあったり、並べてあったりと、多くの水仙が植えてあります。種類も多様で少しずつ時期をずらして咲き、私たちの目を楽しませてくれます。先日は六年生が、図工の教材でも活用しており、ていねいに描かれた花は教室の掲示板を飾っています。
 この水仙、夏の季節は球根のまま土の中に隠れ姿が見えません。土の中で休んでいます。
 本校に着任した1年目、気がついたら水仙の芽があちらこちらからのぞいています。雑草の間からもたくさん出ています。雑草を刈り取ろうとすると、水仙の芽まで痛めてしまいそうで刈るのをあきらめました。場所によっては雑草の中の水仙を観賞。
 2年目、1年目の反省を生かし、水仙が芽を出しそうな場所は、秋の草刈りをていねいにし芽が出るのを待つ。春に肥料を少しばかり撒いたこともあって、一斉に勢いのある芽が出揃いました。
 3年目、秋が深まるにつれ、水仙が咲く場所の手入れが気になっていました。運動会前に刈った草は、10月になっても夏を思わせるような気温のせいでぐんぐん伸びている。外庭掃除の子ども達と一緒に、計画的に手入れを進めてはいたものの広範囲にわたっている事もあり、残っているところが気になっていました。ちょうどその折り、中学生が職場体験を本校でしたいとの申し出があり、3名の男子中学生が本校にやってきました。さすが中学生。小学生では期待できにくい作業を手際よくしてくれました。お陰で、今年もきれいに刈り取られた土手に、濃い緑の葉が日を追うごとに伸びて存在感をアピールしています。
 この水仙の花、何時の頃か、保護者や地域の方々が植えられたのでしょう。子ども達も一緒に植えたのかもしれません。毎年、此の季節になると花を咲かせ春の訪れを教えてくれています。
 今の子ども達にとって、校舎のあちらこちらに水仙の花が咲くのは当たり前の光景かもしれませんが、大人になって、小学校時代を思い出す景色の中にこの水仙も残っていることでしょう。
 先輩方の思いを大切にしながら伝統を受け継ぎ、特色ある学校運営をしていきたいと、水仙の香りに包まれながら考えています。


1月
 食の大切さを学ぶ 
 1月24日は給食記念日。記念日をはさんだ1月23日(月)〜27日(金)は給食週間として様々な行事を仕組んでいます。給食調理員さんと一緒に食事をしたり、健康委員会の子ども達が中心になってインタビューしたりするなど給食に関わってくださっている方々に感謝の気持ちを伝える場ももっています。
 また、25日(水)は、下関地域地場産学校給食、食育推進事業の一環として「地場産学校給食の日」における食育の実施ということで、地域の食育ボランティアの方から、当日給食で使用されている豊北町産のミカンについて生産から収穫、販売までの説明をいただき、一緒に給食をいただきました。ちなみに当日の献立は「ユズキチずし、魚そうめん汁、ミカン、牛乳」で、野菜をはじめ、ミカン、ユズキチ、牛乳などいずれも豊北町産のものでした。
 数年前のある講演会での話。人間がより健康に過ごすためには、自分が生まれ・育った場所から半径数キロメートル内でとれた旬のものを食することが一番というのを思い出しました。昔、キュウリやトマトは夏の野菜、白菜や大根は冬の野菜と思っていましたが、今は店に行けば、季節を問わず様々な野菜や果物が出回り、遠く外国でとれたものまでたくさんお店に並んでいます。豊富な食材を使ったメニューは、食生活を豊かにします。今一度振り返ってみることも必要かもしれません。
 県では、『子どもの元気創造』の推進に向けて、「食育」「遊び・スポーツ」「読書」の一体的な推進による、知、得、体のバランスのとれた「生きる力」を育み、子どもたちの心と体の元気創造をめざす事業が進められています。
 本校においても、食育指導、外遊びの奨励、朝の読書など、計画的に進めているところです。子ども達の健やかな成長にとって、食育は大切な教育としてこれからも取り組みたいと考えています。


12月
地域の皆様に支えられ、見守られて成長した神田っ子

 この冬は例年に比べ早くから寒さが厳しく日本各地で大雪が降り、日曜日の朝は寒さに震えながら起きて見ると外は雪景色。それでも花壇のパンジーやキンセンカは健気に小さな花を咲かせています。
 台風による臨時休業で2学期の授業日は73日。東法ふれあい大運動会、町陸上競技大会、鍛錬遠足、学習発表会などの大きな行事、読書感想文(画)コンクール、美術展、科学展などの各種コンクール参加では多くの子ども達が活躍し入賞しました。子ども達のがんばりの成果だと思っています。
 今学期も、子ども達の教育活動には地域の多くの方から支援をいただきました。10月号でも紹介した5年生のもち米の収穫、食生活推進委員さん達による健康フェスタでのおやつ作り、12月には地域の環境ボランティアの方々や自治会・老人クラブの方々と東法川への竹炭沈め等、子ども達のためにとたくさんの方からお力添えをいただきました。子ども達は、様々な場面でその道の専門的知識、技術を持たれた大人の方とふれあい一緒に活動する中で、「大人ってすごいな」、「あんな風にしたらいいのか」、「自分も大人の人ようにできるようになりたいな」など感動したり、新たな発見をしたりと貴重な時間を過ごすことができました。6年生が環境ボランティアの方に出したお礼の手紙に『寒い中大勢の方が来てくださり、ありがとうございました。』という文面がありましたが、子ども達の心も着実に育っていると思います。
 また、子ども達の安全な登下校を確保するために自治会長さんや各事業所等にお願いをして回らせていただいた際にも、皆様快く引き受けてくださり地域の方に支えられているという思いを、更に強くしました。交通安全週間中や月2回の交通指導、子ども達への声かけ、通学路の草刈りなど地域の皆様に支えられ、見守られた2学期。感謝の気持ちでいっぱいです。
 今年は、子ども達を巻き込んだ悲惨な事件や事故が相次ぎ、本当に心が痛む年でした。今月半ばの12日「漢字の日」に、京都市の清水寺で発表された「今年の漢字」は「愛」。紀宮様のご結婚、地震やハリケーンの被災地に世界中から支援が差し伸べられたこと、愛地球博の開催、「あい」という名の女性の活躍などが理由にあげられているようです。清水寺の森清範貫主は「愛でいっぱいとは言えない世の中を、愛で染めたいという人々の気持ちが反映されたのでは」と話されているそうですが、2006年が子ども達にとって、皆様にとって愛に満ちたすばらしい年になりますことを心から願っています。


11月
 「NOテレビday/NOゲームday」実施を終えて

“美しき11月かな まきをわる” まきをわる風景は見られなくなりましたが、朝靄が立ちこめ冷気に包まれ迎える朝は、身が引き締まるとともに心がいやされ幸せを感じます。子どもの頃、朝靄の中友達と一緒に学校へ向かったことを思い出します。我が家にテレビが届いたのは、わたしが5年生のちょうどこの季節でした。 “名犬ラッシー” “チロリン村とくるみの木”など懐かしいです。当時、テレビばかり見ていると「目が悪くなる」とか、「テレッとなる」、「電気代がかかる」と親に言われ、テレビ視聴時間は制限されていました。
 さて、山口県PTA連合会より、先日の1120(日曜日)を「NOテレビda/NOゲームday」と設定し、実施協力の通知がありました。本校でも、各家庭に、この企画の趣旨を伝え実施を呼びかけました。昨今、テレビ、コマーシャル、ビデオ、テレビゲーム、ケータイ、インターネット、パソコン・・・このようなメディアへの長時間の接触によって、体力不足などへの悪影響、親子のコミュニケーション不足や幼い脳への悪影響も懸念されています。子ども達がメディアとの長時間接触を避け、メディアと上手につき合う能力を身につけることの必要性は誰もが感じています。未来を担う子ども達が心身ともに健やかに成長するためには、保護者のみなさまの役割はとても大きいと考えます。今回多くのみなさまがこのことを認識されご協力くださいましたことを、大変心強くうれしく感じました。

お寄せいただきました感想を、いくつか紹介させていただきます。
テレビをつけないことは、思ったほど難しくはありませんでした。むしろ、「一日一時間だけを一週間」のような制限の方が難しいと思います。続けると言うことは大変ですよね。
元々ゲームはしないのですが、テレビを見ないためゆっくりとした時間が過ごせました。一緒に料理したり、本を読んだりして過ごしました。たまにはいいものですね。()
普段テレビのついた生活をしているので、あえて消すことで(子どもと)話すことができました。NOゲームは実行できました。
普段、日曜日は朝より好きなテレビ番組を見ているのですが、この日はこの活動を意識して見ませんでした。()このような日を設けて、意識づけることは、とても大切だと思います。      ・家族全員でやってみました。家の中がとても静かで家族の声が良く聞こえました。子ども達にとっても親にとってもこんな日があっていいですね。

 子どもの心の成長には、基本的な生活リズムの確立が欠かせません。テレビやゲームに偏らず上手につき合い、バランスのとれた生活を送って欲しいものです。


10月
今年は大豊作


 このところの朝晩の冷え込みで、東法園入り口のはぜの木は少しずつ色づき始め、秋の取入れを終えた田んぼのそばの林からは、“キーィキーィ”と、甲高いもずの声。秋の深まりが感じられるようになりました。
 さて、本校では昨年からで水土里(みどり)ネット山口の方々を中心に豊田農林事務所、土地改良区の役員さん、市役所農林課など多くの方の支援を受けて、5年生が米つくりを体験しています。
 5年生の子どもたちは、1学期に総合的な学習の時間に附野の○○さんから昔の米つくりの様子を教えてもらったり、下関農林事務所の○○さんの植え付けから収穫までについてのお話を聞いたりして、6月上旬に田植えをしました。学校から、500メートル余り離れている田んぼ。植え付け後の水の管理やあぜの草刈りは持ち主の田村さんのご心配でしていただきました。子どもたちは、その田んぼに何度も足を運び、稲の株が分けつしていく様子、穂がつく様子など生育の過程を観察しながら収穫の日を待ちました。
 昨年は大型台風の接近と収穫直前のイノシシによる害のダブルパンチで取入れができませんでしたが、今年は幸い台風の被害もイノシシの害もなく立派に実った稲を刈り取ることができました。
 1011日刈り取り。刈り取った稲束は学校に持ち帰り、10日余りプールのフェンスに掛け乾燥させ1021日脱穀。はじめに、資料館からせんばこぎや足踏み脱穀機をお借りし昔の稲こぎ体験。しかし、大方の稲は大川の○○さんにわざわざハーベスターを準備していただき、機械でこぎました。もちろん機械へ稲束をかけるのは子ども達。さすが5年生、予想以上に手際よく仕事をしていました。機械の便利さ、効率よさについて身をもって感じたことでしょう。収量はもち米60キロ余り。大豊作です。
 当日朝、稲束を運んでいる子どもに、「稲こぎは、はしかゆいよ。」と声を掛けると、「ふーん。○○君のお父さんもそう言ったって」と、実感がない様子。前日、稲こぎ作業は【はしかゆくなる】から長袖、タオルを用意するように担任が話したところ、【はしかゆい】って、どんな意味と首をかしげたそうです。体験を通してこそ理解できる言葉。子どもたちとの会話の中で、改めて感じたのでした。
 今、学校は地域の多くのお力をお借りし子どもたちの教育活動を展開しています。今回も、たくさんの方々のご好意とお知恵をいただいたお陰で子どもたちに価値ある体験活動をさせることができたことをうれしく思っています。


9月ー2
東法ふれあい大運動会を終えて


“暑さ寒さも彼岸まで”といわれますが、日増しの秋の気配が色濃くなってきました。校庭の川沿いに、4年生が種まきしたコスモスも一つ、二つと桃色の花をつけ秋風に揺れています。

 さて、925日(日曜日)の東法ふれあい大運動会には、来賓、地域の皆様や保護者の皆様、卒業生と多くの方々の参加をいただき、ふれあい運動会の名にふさわしい、数多くのふれあいの場が見られた運動会でした。とりわけ午前の最後のプログラム、みんなで踊ろう「豊北音頭」につきましては、地域や保護者の方々はもとより来賓の方や中学生まで踊りに加わられ、踊りの輪がトラックいっぱいに広がり、水前寺清子の歌声に合わせみんなが気持ちよく踊ることができたように思います。また、12年と老人クラブ、祖父母の「さかなつり」についても、北東の風に悩まされ、せっかく釣った魚が吹き飛ばされる場面もありましたが、互いを気遣い合いながら釣って帰る姿に温かいものを感じました。
 高学年の子ども達にとっては、例年そうですが、競技や演技に参加するだけでなく運営するための係りの仕事を担ったり、応援合戦のリーダーとして活動したりと様々な場での活躍が要求されます。心理学に“役割性格”という用語があるそうです。これは、ある役割を与えられると、その役に適任でないと思われる人でも、その役割に沿った人格に変化するという理論です。今年も、子ども達の顔が日を追うたびにしっかりしてきました。子どもの平生の行いから“こんなものかな”、“これは無理だろう”と妥協していないでしょうか。子ども達の成長する芽を摘まないように、子どもに任せられることを見極めることが大切だと思います。成長を信じる態度と周到な準備をしながら様々な活動の場を与え、子どもの能力を十分発揮させるよう努めることが私たち大人に課せられた務めだと考えさせられた運動会でした。
 また、準備や後片付けにつきましては、体育振興会の皆様を始め多くの方々にお手伝いいただき、あっという間にきれいに片付きました。地域の方々の力強いご協力にただただ感謝でいっぱいです。
 大変お世話になりました。


9月
 実りの秋に向けて

 校庭の花壇のマリーゴールド、ぺチュニア、サルビア、アゲラタム、ニチニチソウなど1学期に子ども達が植えつけた草花は色とりどりに咲きそろい、夏休みを終え元気に登校してきた61人の神田っ子を出迎えました。
 1日の始業式には、全員の元気な顔がそろい2学期のスタートを切ることができ、大変うれしく思いました。「心に残る夏休みを過ごすことができましたか。」と、たずねますと「はい」の返事がかえり、充実した休みを過ごすことができたようで、このことは各家庭でのご支援の賜物と感謝しています。
 始業式では、学年代表の子どもが、夏休みを振り返ってと2学期のめあてを発表しました。夕焼けマラソンに向けて体力つくりをしたこと、2学期は宿題を早めに済ませるようにがんばる、理科の実験をがんばる、運動会の練習を一生懸命するなど自信を持って発表しました。
 さて2学期は、25日()の東法ふれあい大運動会をはじめ町小学校体育大会、学習発表会、鍛錬遠足、各種コンクールなどさまざまな大きな行事が展開されます。一人一人の子ども達のよさを発揮する場が数多くあります。実りの秋にふさわしく、得意な分野を伸ばし、苦手なことを克服しながらがんばる子を全職員で支援し続けたいと考えております。
 ところで、今月の18日は十五夜。この夜の月は一年中で最も美しいと言われています。家族で虫の音に耳を傾け、月をながめながら、ゆったりした時間も持ちたいものです。最近よく脳の活性化ということが話題になっています。「読み」「書き」「計算」はもちろんですが、視線を合わせながら会話をすると、脳はより活発に働き出すそうです。楽しい会話があふれる家族の脳は活発に働いているそうです。家族団らんの時間を大切にし、会話を弾ませ、脳も体も健やかに成長させてやりたいものです。

                             

7月
 心に残る楽しい夏休みを


 本格的な夏の訪れを知らせてくれる黄色い可憐なハマボウの花が校門前のロータリーや体育館の裏など校舎のあちらこちらに咲き始めました。
 昨日の懇談会では、一人ひとりの子どもの成長についてお話があった事と思います。子ども達が育つ魔法の言葉にもありますように、自信とやる気を持たせるためには、がんばりやよさを認め、誉めることがとても大事です。それぞれのご家庭で、この1学期をふりかえっての話し合いがもたれることを願っています。
 さて、明日から40日余りの長い夏休み。保護者のみなさまには色々ご心配もあろうかと思いますが、子ども達にとっては自由に使える時間がたくさんある休みです。自由研究にじっくり取り組む、家の手伝いをしっかりする、どこかへ家族で出かけるなど様々な計画もあることでしょう。
 40数年前、私の小学生時代の夏休みは、朝6時半のラジオ体操に始まり、10時までは夏休みの宿題、午後は近所の友達と近くの川での川遊びやセミ取り……。3年の夏は大きな大人用の自転車を乗りこなそうと、膝にいっぱい傷を作りながら毎日毎日暑い日差しも平気で練習に明け暮れていたことを思い出します。三角乗りができるようになった時の喜びは今でも思い出せます。
 子ども達も“こんな事ができるようになった。”、“何々をがんばった。”、“これこれをしてとても楽しかった。”など、自慢できる楽しい夏休みを過ごしてほしいと思います。何事もスタートが大切です。夏休みをどう過ごすか、おうちでの話し合いをしっかりされ、約束を決めておくといいと思います。子ども達にとって心に残る楽しい夏休みになることを願っています。


6月
 きちんとはきものをそろえる心


 今月初めに植えた校庭のマリーゴールドやポーチュラカ、ニチニチソウなどの苗は、夏の日差しと毎朝の子ども達による水やりのお陰で日に日に生長しています。

 神田小の61人の子ども達も、日々の学習はもちろん修学旅行、見学旅行、プールでの水泳学習、町小学校音楽祭参加など様々な行事等を通してたくましい体、豊かな心がはぐくまれています。
 子どもの頃、祖父ははきものをそろえないままに座敷に上がろうとする私に、口うるさいくらいに「はきものをそろえんと。」と厳しく言っていました。成長するにつれ、その言葉を聞く回数は少なくなり、そろえていないと落ち着かない自分になっていました。
 子ども達は、学校生活の中で何度となくはきものを履き替えます。トイレに行くときもそうです。
 トイレのスリッパが並べてある向こうには次のような詩がはってあります。(以前子ども達にも紹介したのですが、目にされた方もおありでしょう。)

はきものをそろえると 心もそろう。心がそろうとはきものもそろう。
 脱ぐときにそろえておくと、はくときに心が乱れない。
 だれかが乱しておいたら,だまってそろえておいてあげよう。
 そうすれば、世界中の人の心もそろうでしょう。

でも、残念ながらスリッパはそろっていないことがあります。用を達した後、きちんとスリッパをそろえている子もいますが、大急ぎで教室に戻ろうとそろえることに気が回らない子もいるようです。
 先日、裏庭の作業で通りがかった際、「また、何足か乱れているな。作業後にそろえましょう。」と思って帰りに見ると、なんと低学年の子がきちんとそろえていました。乱れたはきものを黙ってそろえる子どもの存在に心が温かくなり、作業の疲れも吹き飛んでしまいました。


5月
 若葉がまぶしく輝く季節に


 “目に青葉 山ホトトギス 初がつお”と詠われる季節を迎えました。神田小周辺の若葉も勢いよく葉を広げ、初夏の陽射しをいっぱいあびてまぶしく輝き、林からは“ケッケキョ ケキョ ケキョ”とホトトギスの鳴き声がこだましています。
 そんな中、先週末の20日に新体力テストを実施しました。握力、上体起こし、立ち幅跳び、50メートル走等8種目。従来は学年別に測定場所を回っていましたが、昨年から異学年集団の縦割り班で回っています。当初、測定結果に影響がどのように出るか少し心配もありましたが、予想に反して効果的だったのです。
 私は、握力測定を担当しました。6年生の号令で『お願いします』のあいさつにはじまり、一人ひとり歯を食いしばり真剣に挑戦。5年生、6年生の測定時には、『ワッすごい20キロ越えた』、『30キロ越えた』など感嘆の声もあがります。低学年の世話をしながら、それぞれの場で力を発揮するする高学年の姿は、低学年の子ども達にとってはまぶしい存在だったでしょう。また、低学年の真剣なまなざしは、高学年の子ども達にとって力強い応援団だったようです。お互いが影響し合い相乗効果となり、持てる力を十分に発揮していました。
 最後は、20メートルシャトルラン。音楽に合わせたペースで20メートルの距離を行ったり、来たり。音楽のペースに合わせて何回まで走りとおせるか。体力、気力の双方が要求されます。最高記録は、低学年56回、中学年72回、高学年83回。全校の声援を受けながら、自分の限界までがんばる子ども達の姿はまぶしく輝いていました。
 体力テストを終えた、高学年の児童の感想に『握力が5年に比べて格段に上がった。長座体前屈がしょぼいからいつも柔軟(体操)をするようにする。』とあり、自分の体力、健康を真剣に考え実行しようと決意している子ども達に感心させられました。
 今後も、ひとり一人がいきいきと輝く環境作りに努めねばと感じた新体力テストでした。


4月
 新入生12人と2人の転入生を迎え17年度の神田小スタート
   〜ふるさとのよさがわかり、自分のよさを知り、ともに伸びようとする神田っ子に〜


 
入学、進級する子ども達を祝福するのを待っていたかのように新学期と同時に、校庭のポピーやチュ‐リップなどの草花も一斉に咲き始めました。張り切っている新学期の子ども達の姿を共に喜んでいるかのようです。
 さて、本年度は新1年生12人、3年生に2人の転入生を迎えて全校児童61名。年度末人事異動では1名の職員の転任があり教職員11名での神田小のスタートとなりました。
 1年生にとって、先日のような雨風の強い日は歩いて学校に通うのは大変ですが、上級生に連れられしっかりとした足取りで歩いて来る姿は小学生としての自覚が芽生えつつあるようで頼もしさを感じています。
 また、12人の新6年生の子ども達も新しい神田小のリーダーとして力強くがん張っています。ちなみに6年生の学級通信の副題は『輝け!みんなが学校のリーダーだ』と、ついています。一人一人のめあての紹介に“私のめあては、低学年のお世話をちゃんとすることです。特に1年生には、色々なことを教えてあげたいです。そのためには、いつも明るく自分から低学年に話しかけて友達になって、好かれる6年生になりたいです。”とありました。12人だれのめあても最高学年としての誇りと自覚が読み取れ素晴らしい子ども達に拍手を送りたい気持ちになりました。
 今年度も学校教育目標を『ふるさとのよさがわかり、自分のよさを知り、ともに伸びようとする神田っ子の育成』とし、 “あいさつする子” “うんどうする子” “どくしょする子”をめざす児童像にしています。61人の子ども達一人一人の可能性を引き出し、よさを伸ばしながら生き生きと学校生活を送ることができるように全職員心を一つにして取組む所存です。主要努力点としては、
 自ら学ぶ意欲の喚起と確かな学力の向上の増進
 2 元気のよいあいさつや場に応じた言葉づかいができる子どもの育成
 3 進んで働き、外遊びを楽しむ子どもの育成
 4 朝の読書タイムの充実と読書環境の整備
 5 地域素材を生かした計画的な総合的な学習の時間の展開
 6 家庭や地域に開かれた学校づくり

2回の朝の読書タイムやすくすくタイム(全校体力つくり)での活動の継続、東法湾をはじめ地域の自然や地域の人々とふれあいながらの総合的な学習も充実させたいと考えています。
 とは申しましても、教育の成果を上げるためには、学校、家庭、地域の双方の信頼関係を築くことが何より大切だと考えています。本年度も、保護者の皆様や地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


 平成16年度 
4月5月6月7月9月9月-2 | 10月11月12月1月2月3月

3月 ■ 六年間の思い出を胸に巣立った16名の卒業生

 暑さ寒さも彼岸までの言葉どおり、春らしい暖かさが感じられる季節となりました。校舎の裏の紅梅は鮮やかに咲き誇り、パンジー、キンセンカはしっかりした株に育ち花壇を彩っています。
 さて、18日の卒業証書授与式では、多くの来賓の方々、保護者の皆様、在校生に祝福され16人の卒業生は立派に卒業していきました。
 入学したのは、平成11年。1999年。しまなみ海道が開通した年。コンピュータ2000年問題が話題になった年です。長いような短いような6年間。保護者の皆様におかれましては、立派に成長した我が子の姿はまばゆいばかりだったことと思います。
 3月に入って数日間、6年生と校長室で給食をともにしました。例年のことで、23人ずつのグループで、6年間の思い出や神田小学校への思いを語り合いました。大雪が降ってかまくらを作った時のこと、修学旅行で鹿にお小遣いの千円札を食べられてしまったこと、平和記念館で戦争の悲惨さと平和の尊さを学んだことなど色々な話がでました。“神田小の自慢は?”と尋ねると決まって“東法湾のすぐそばにあること”と答えていました。子ども達にとって海で遊んだり、学習したりしたことは忘れられない思い出だったようです。ここ数年続いている海での終業式、遠泳大会、ふれあい活動、東法川への竹炭沈めなど。保護者や地域の方のご支援・ご協力のお陰でふるさとの自然を満喫できる活動ができることに感謝しています。
 16
人の卒業生とっては、ふるさと神田のよさを十分に味わった6年間だったことと確信しています。卒業生がふるさと神田のよさを何時までも忘れず、自分に誇りを持って、自分の夢の実現に向けて一歩一歩確かな歩みを続けて欲しいと願いながら送り出した卒業式でした。
 しばらく6年生のいない学校。4・5年生が後を引き受け、しっかりリーダーとして登校班でも委員会活動でも活躍しています。後継ぎは確実に育っているようで心強く思っています。
 終わりになりましたが、この一年間本校へ寄せられた温かいご支援・ご協力に感謝します。今後も、子ども達のよりよい成長を考えながら教育実践を重ねたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。



2月 ■ 「下関市立神田小学校に改称」に寄せて


 昨年は台風が何度も接近した影響で野山の木の実が少なかったのでしょう。神田小にやって来るヒヨドリやシロハラなどの野鳥たちは、校舎前のクロガネもちの赤い実はもちろん、大きく株が成長したポピーの葉まで次々と食べてしまい春の花壇が心配なこの頃です。
 さて、2月13日の新市発足に伴い、本校は豊北町立神田小学校から下関市立神田小学校に改称されました。神田小の歴史をひも解いてみますと、明治6年、特牛に協和小学校創立されて以来この130年、下記のように統合や改称を繰返しながら今日に至っています。その間、校舎が新築されたり、施設・設備の充実が図られたりと教育環境も整えられてきました。児童数が一番多かったのは昭和33年の711人。

本校の歴史
  明治 6年 協和小学校設立      昭和36年 神田小学校校歌制定
  明治43年 神田村東法に新校舎建設  昭和41年 給食開始
  明治43年 神田尋常高等小学校創設  昭和47年 創立百周年記念式典・東法園の開園
  昭和16年 神田国民学校に改称    昭和51年 屋内運動場完成
  昭和22年 神田村立神田小学校に改称 昭和61年 校舎大規模改修(廊下板張り等)
  昭和24年 神田小学校PTA創立   平成10年 ランチルーム新設
  昭和30年 豊北町立神田小学校と改称 平成17年 下関市立神田小学校と改称
   昭和33年  鉄筋コンクリート校舎新築

この度の、合併で、下関市立神田小学校が市内に2校存在することになりました。合併の次の日、ランチルームでの話でこのことにもふれ、海のそばの神田小学校の子ども達としてこれからも自信と誇りをもって運動したり、学習したりしましょうと話しました。子ども達が、ふるさと神田を誇りにし、自信を持って生きていけるように、これからも工夫を重ねながら教育活動を展開したいと思います。


1月 ■ 冬の自然とのふれあい教室を終えて


 2005
年元旦。野山は真っ白に雪化粧され寒い寒い年明けでした。その寒さは、ずっと続き、会う人ごとに「寒い日が続きますね。」「今日も寒いですね。」と言葉を交わさない日がありませんでした。

 さて、神田小では十数年前から「冬の自然とのふれあい教室」を実施しています。海辺のそばで冬でも比較的暖かい神田では雪がほとんど降らず、雪と接する機会の少ない子ども達に冬の自然をたっぷり味わわせようと始まったようです。毎年山口県の東部にある十種ヶ峰青少年野外活動センター(阿東町)56年生対象にスキー教室を実施しています。
 今年は、120日〜21日の2日間。萩市内を過ぎ、むつみ村に入った頃から田んぼに白い雪がうっすら。国道315号線から十種ヶ峰青少年野外活動センターに向かう道に入ったとたん、さらに雪は深くなりまさに雪国。玄関前の積雪計のメモリは30センチ。その上に新雪がちらちら降り続き足跡はすぐに埋もれてしまうほど。一面の銀世界。
 入所式を終え、1日目の午後から早速スキー教室開始。歩くスキーの板を付けセンターの近くの山を散策。5年生の子ども達にとっては初めての体験。はじめは慣れないスキー板を持て余し気味でしたが、すぐに慣れ雪の中を自在に移動できるようになり、ちょっとした傾斜は滑ることも平気に。20日は大寒。テレビ局の取材もあり夕方のニュースで紹介。ご覧になられた方も多かったのでは。
 2日目はゲレンデスキーに挑戦。すぐそばのスキー場で5年生は直滑降。6年生は、S字を。さらさらした雪で水分は少なく絶好のコンディションの中でのスキー。スキー板をつけ横歩きでゲレンデを登っていくのは中々大変なようでしたが、指導者の先生がとても上手に指導されたこともあり、3時間近くほとんど休憩も取らず昼まで。「ぼくって、スキーに向いているかも」との声も出るほどに……。
 冬の自然とふれあう中で、自然の雄大さとともにそこで暮らす人々の苦労に気づいたり、スキー教室の中で困難を克服したり、失敗を恐れず挑戦したりした時の心地よさを味わったり、友達と協力して気持ちよく集団生活をすることの大切さなど、子ども達がこの教室で学んだことはたくさんあったように思います。これからの学校生活に生かし、さらにたくましく育って欲しいと願っています。


12月 ■ 多くの方々の支援を受け64人が輝いた2学期


校門前のロータリー花壇には、黄色の菜の花が冬の風を受けながらも、存在感を主張するかのように凛として咲いています。今年も残り少なくなりました。
 この一年を振り返って見ますと、子ども達を取り巻く環境は厳しいものがあり、心を痛めるような事件や事故も少なくありませんでした。幸い、本校の子ども達は保護者や地域の方々に温かく見守られ元気に学校生活を送ることができ、無事終業式を迎えることができましたことを心より喜んでおります。
 さて、この2学期大きな行事がたくさんありました。第2回の東法ふれあい大運動会ではあいにくの天候で、小学校の部だけの開催となったものの、多くの来賓の方や保護者、地域の方の声援を受け子ども達は練習の成果をしっかり発揮しました。本校で開催された町科学発表会、赤い鉢巻が大活躍し大会新記録も出した町小体育大会、数々の賞を取った読書感想文・感想画コンクールそして美術展、へとへとになりながらも歩きとおした角島への全校鍛錬遠足、役になりきって熱演したくさんの拍手をいただいた学習発表会、全員が参加した校内持久走大会等々。

 持てる力を発揮し、64人が輝く2学期にしましょうとスタートした2学期。子ども達にとってまさに実りの秋で、本当に一人一人が輝き成長した2学期だったと思います。「やればできる」、「一生懸命取り組むことこそ大切だ」、「がんばりとおすことの心地よさ」を学んだ2学期でもあったのではないでしょうか。
 また、10月末の教育週間中の学校参観、5年家庭科の調理実習の授業では神田地区食生活改善推進員の方のご指導を受けたり、6年生の総合的な学習では地域の環境ボランティアの方々と竹炭沈めの活動を一緒にしたりと様々な分野の方に学校においでいただき教育活動の支援をいただきました。お陰で、子ども達はその道のプロの方に接し知恵や生き様までも学ぶことができました。
 来年は乙酉年、本校は職員を含めて酉年生まれは10人。
 来年が皆様にとってよい年になりますことを心よりお祈りいたします。


11月 ■ 確かな学力の定着を支えるものは


 
童謡「サザンカ、サザンカ咲いた道……」や「夕焼け小焼けで日が暮れて……」に歌われているような晩秋を迎えました。ここ神田小でも裏庭の桃色のサザンカが秋の日を受けて咲き、東法湾に沈む夕日と沖を走る漁船のシルエットは一体となって、静かに一日の終わりを告げています。この季節感溢れる自然の中で過ごしている本校64人の子どもたち。先日(21)日曜日の学習発表会では、保護者や地域の皆様をお迎えしどの学年も素晴らしい演技をすることができました。用意した椅子やシートはほぼ満席。地域の方々の子どもたちや学校への熱い期待を感じました。
 さて、子どもにとって生活リズムの大切さはずっと言われ続けています。『よい子が寝る時間は九時』と言っていましたが、このところの私たちの生活は一層夜型に傾きつつあり、子どもたちも大人の生活リズムに巻き込まれているのではないでしょうか。睡眠の乱れは体温のリズムにも大きく影響し、“夜になると元気”これは生活のリズムが崩れている証拠です。睡眠時間のずれや睡眠不足が起因する生活のリズムの乱れは日中の行動にもかなり影響するようで、注意力がない、いらいらする、じっとしていられない、物事が気にかかってそわそわするといった傾向が見られるという研究結果もあるようです。
『早寝・早起き』がよいのは分かっているけどなかなか実現できない。では如何したらよいでしょうか。二つを同時にねらわないで『早起きだけは』、『夜だけは早く』とどちらか一つにすると比較的楽に取り組めるそうです。朝6時過ぎには部屋のカーテンを開け部屋を明るくする、朝の活動音が聞こえやすくするなど早起きする知恵を出し合って取り組むのもいいかと思います。
 テレビやゲームは程ほどにして、睡眠時間を十分に取らせ日中しっかり活動できるような環境作りをしてやりたいものです。規則正しい生活リズムは気力、体力はもとより確かな学力をつけるための支えになっていると思います。


10月 ■ 本物に学ぶ


 このところの朝夕の冷え込みで花壇のサルビアとアゲラタムは鮮やかさを増し、赤と紫のコントラストが美しさを引き立て合っています。

 さて、先日22()は、文部科学省の芸術家派遣事業を受け本校に画家の堀晃さん(豊浦町宇賀在住)をお招きし、子どもたちに絵についてのお話をしていただきました。
 真っ先に、「絵を書くのが好きな人」、「自分は絵が上手だと思う人」と尋ねられましたが、ほとんど手を挙げる子はいません。ところが「下手だと思う人」の問には大方の子が手を挙げていました。
「上手、下手はないのだよ。」と、ノルデやピカソなど有名な画家の作品を紹介し、子どもたちに「上手だと思う?」と言葉を投げかけながら話を進められ、「簡単そうに描かれているこの花。実は様々な赤色を使って、きれいな赤い花に描かれているのだよ。」、「見ていて心が落ち着く絵だね。」と作品のよさにふれながら話してくださいました。
 途中、数人の子どもたちに実際“富士山”や“サイ(動物) ”の絵を描かせ、1人ひとりの絵のよさを誉めてくださる場面もありました。
 日本で一番数多く描かれている絵は『富士山』だそうです。葛飾北斎の版画をはじめ様々な富士山がスクリーンに映し出される度に、子どもたちは一斉に「オー」、「ワァー」と感嘆の声を上げ、作品に引き込まれていました。その中には真っ青な空を背景に富士山の斜面を描いた堀先生の作品もありました。
 現在は“月の光をいっぱい受けているサイ”の絵を制作中だそうです。畳二枚分くらいの大きさと聞いて子どもたちはびっくり。
 最後の質問コーナーでは、たくさんの子どもが次々に質問。『好きな画家はだれですか。』『一番大きな絵はどのくらいですか』『どうしてサイの絵を描こうと思ったのですか。』『絵を描く途中嫌になったことはありませんか。』『一番気に入っている絵はなんですか。』……。「嫌になってやめたいこともあるけど、そこでやめたらおしまい。だからまた続ける。根性です。」、「いつもそのとき描いている絵が一番気に入っています。今はサイの絵です。」と、どの質問にも丁寧に答えてくださいました。
 現在活躍しておられる本物の画家のお話は、子どもたちにとって説得力があり、これからの学校生活や表現活動によい刺激になったことと確信しています。


9月<第2弾>  役割が子どもを育てる


季節は夏から秋に移り、虫の音が昼間の疲れを癒してくれる時期になりました。冴えた夜空には月が煌々と輝いています。今月28日は『中秋の名月』、ススキを飾りお団子を供えて月見をされる方も多いことでしょう。

 2学期が始まって数週間。プール納めをした翌日から運動会の練習が始まりました。昨年から、地区民体育大会のプログラムと織り交ぜて開催することとなり、運動会の名称も『東法ふれあい大運動会』と改め今年は第2回目です。昨年度の反省を踏まえ、今年の開始時間は9時。午前中の競技に1,2年生、老人クラブ、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒の『さかなつり』の競技を組み入れました。かわいい子どもたちと年配の方との温かい交流が期待できそうで楽しみです。
 さて、その運動会の練習。子どもたちが少なくなったこともあり、低学年ブロック、高学年ブロック、全学年でと複数学年のまとまりで練習することが多くなりました。
 低学年ブロックでは、3年生がリーダーとして活躍しています。整列するにしても用具を準備するにしても、『自分達が最年長者としてがんばらなくてはいけないんだ。』という、空気が伝わってきます。
 恒例の応援合戦。赤白に分かれて、団長を中心に練習に取組んでいます。給食終了時、「今日の昼休み○○組は、**で練習するので○○組の人は集まってください。」と、団長からのお知らせ。自主的な練習をする中で、6年生は最高学年としてチームをどうまとめたらいいか、下学年にどう接したらいいか、どう行動したらいいのか考えながら活動しています。その他様々な場面での役割を果たすための練習も重ねており、顔立ちが日に日にしっかりしてきたように見えます。
 何かの本に、『役割性格』という言葉が載っていました。これまで経験したことがなくても、それだけの力を持ち合わせていないようでも、役割や仕事をこなすことでそれに似合った十分な力をつけていくと言うような主旨でした。弟や妹ができた幼い子が、お兄ちゃん、お姉ちゃんらしくしっかりしていくものもそうでしょう。
 64人の子どもたち。運動会への取組みを通して、また一回り大きく成長しているようです。


9月  64人が輝く2学期に


 アテネオリンピックの閉幕とともに40日余りの長い夏休みが終わり、昨日の始業式には元気な顔がそろいました。式の中では各学年の代表が夏休みの思い出や2学期に向けてのめあてを発表しました。「体を鍛えて持久走大会をがんばります。」、「字をていねいに書くようにします。」、「何でも食べて、体を鍛え丈夫な身体にしたいです。」など2学期に向けての意気込みが感じられ頼もしく、私たち職員も気を引き締めて指導に当たらねばという思いを強くしました。

  休み中保護者の皆様におかれましては、ラジオ体操のお世話、プールへの引率等大変ご心配でございました。また、子ども達の学校当番につきましてもご協力をいただき有り難うございました。1年生から6年生まで登校班で2回の当番。遠い道のりを歩いてきて、よく働いていました。お陰で、飼育小屋の6羽の鶏と8羽のうさぎ達は元気に夏を乗り切りましたし、花壇の草花は美しく見事に咲き続けています。
  今夏のアテネでのオリンピック。日本人選手の活躍はめざましいものでした。谷亮子選手の柔道48キロ級での金メダル獲得から始まり、水泳、体操、レスリングなどメダルの数は金、銀、銅合わせて37個。東京、ロスアンゼルスオリンピックを越える最多記録だったようです。表彰台でのほころぶ笑顔を見ると、こちらまで晴れ晴れとした気分になりました。テレビでの観戦でしたが、素晴らしい感動とたくさんの元気と勇気をもらったオリンピックでした。インタビューではほとんどの選手から、「目標をもってやってきてよかった。」、「夢が実現できてうれしい。」の言葉が聞かれ、目標をもって努力することの大切さを実感しました。
  2学期は9月26日の東法ふれあい大運動会をはじめ、町小体育大会、鍛錬遠足、学習発表会、読書感想文コンクール、美術展、科学発表会など様々な行事が予定されています。子ども達の学習の成果を発揮する場が数多くある学期です。実りの秋になるように本校64人の子ども達も、自分の夢を目標にしてこの2学期輝いて欲しいと願っています。そのために全職員心を一つにして指導に当たっていく所存です。どうぞ今学期もよろしくご指導、ご支援をお願いいたします。

7月  元気で楽しい夏休みを

この夏は、校庭のはまゆうの白い花がひときわ大きく美しく咲き揃いました。子ども達が育てたひまわりは夏の陽射しを受け元気よく天を仰ぎ、中庭のイチョウの葉はたくましい緑の葉に成長し涼しい木陰を作っています。1学期の68日間、神田小64人の子ども達も元気に学校生活を送り心も体も立派に成長し、たくましくなりました。
 さて、先日は、お忙しい中、学校評価アンケートにお答えいただき本当に有り難うございました。今回も全員のご提出をいただき、子ども達の教育に対する皆様の熱い思いを感じました。「子ども達にとって学校は楽しく充実したものになっている」をはじめ、ほとんどの項目で、7割から8割の方が「評価A、B」とご回答いただいたこと、温かいお気づきやご要望をたくさんいただいたことに心強く勇気づけられました。
 読書については、昨年度の反省から「読書マラソン」カードの活用で読書の記録を残すことにより、家庭での習慣化を図ろうと取組んできましたが、まだまだ不十分との回答が多かったようです。子ども達の心を耕し豊かな心を育むためにも、これからも根気よく励ましたり、環境作りに努めたりしたいと思います。
『あいさつは心の窓を開く鍵』 チャレンジ目標にもあるように「出会った人に自分から元気のよいあいさつをする」姿が、あちらこちらで見られるようにしたいものです。このことについては、私達大人が手本を示しながら、風土つくりをしていきましょう。
 ところで、この6月には、地域の交通安全協会の方をはじめ多くの方のお力添えをいただいたお陰で、特牛自治会館前の道路に『最徐行 児童横断注意』の路面表示がされました。子ども達は安心して横断出来るようになりました。地域の方々が子ども達の健全育成への思いを強くもっておられるからこそ実現した事案だと受け止めています。関係者の皆様に感謝申し上げます。

長い夏休み、こんな過ごし方を願っています。

   早寝早起きをして、いつも明るく、さわやかなあいさつや返事をする
   自分の勉強をさっさと済ませて、外で遊んだり、おやっと思うほど静かに読書したりする
   涼しい木陰や涼しい風の通り道を知る(クーラーのある部屋にこもらないで・・)
   虫や魚、草花など自然のことをよく知って命を大切にする
   地域の行事に進んで参加する(盆踊りや子ども教室など・・・)
   テレビや新聞で、ニュースを知る
   整頓や後片付けをすばやく、上手にする
   手伝い、勉強、運動、読書、自由研究……何でもいいから『がんばったよ』と胸を張って話せる

何より健康第一、元気いっぱい、楽しさいっぱいの夏休みを過ごしてほしいと思います。


6月  互いを思いやりやさしい言葉かけを


 一学期も残すところ後一ケ月。18日はプール開き。今年度は、5月に念願のプール内側壁面補修塗り替えをしていただき見違えるほどきれいになりました。そのプールで、子どもたちは水遊びや水泳学習を楽しんでおり、歓声が校庭に響いています。

さて、本校では本年度の校内職員研修の課題を「自分の思いをもち、互いに伝え合うことのできる子どもの育成」と設定し、国語科の授業を通して研修に取組んでいます。自分の思いや感じたことを言葉で伝えようとする力、相手の言葉を受けて分かろうとする力、応えようとする力を育てていきたいと考えています。何より、相手の話を共感的に受け止める支持的風土を大切にした学級運営、学校運営を展開し、子どもたち一人ひとりが豊かな言語生活を送られるように、わたしたち大人の言語生活も見直しながら考えていきたいと思っています。

私たちは、言葉で喜び、言葉で怒り、言葉で哀しみ、言葉で楽しみ生活しています。歩き始めたばかりの赤ちゃん時代の我が子に、「上手、上手」と手をたたき表情を目いっぱい和らげてその気持ちを伝えていました。まだ言葉がよく理解できない我が子が、自分の歩きを周囲の大人が喜んでいると感じ取って、またニコニコして歩き始めていたことを思い出される方もおありでしょう。
    一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り
    一つの言葉で頭が下がり、一つの言葉で笑いあい
    一つの言葉でなかされる、
    一つの言葉はそれぞれに、一つの心を持っている
    きれいな言葉は、きれいな心
    やさしい言葉は、やさしい心
    一つの言葉を大切に、一つの言葉を美しく

コミュニケーションで気持ちや思いを伝える場合、言葉そのものは7パーセント、残りの93パーセントは表情や語調だそうです。上の詩は気持ちや思いを伝えるのに、言葉を選ぶことはとても大切ですが、それ以上に互いを思いやる心のこもった言葉かけの大切さを訴えた詩だと思います。わたしたち大人が胸を張って子どもたちにお手本が示せるように努めなくてはと思うこの頃です。


5月  縦割り班活動を通して育っている思いやりの心 ■■

春の花壇を彩っていたパンジーやポピー、キンセンカでしたが、先週、マリーゴールドやニチニチ草、トレニアなど夏の草花に縦割り班で植え替えをしました。

本校では、掃除やランチルームでの給食などは1年生から6年生で構成された縦割り班で行っています。また、登校についても地区ごとに構成された12班のグループで集団登校をしています。兄弟が少なくなった子どもたちにとって異年齢集団での活動は、相手の立場や様子を考え、お互いを思いやりながら過ごす絶好の学びの場となっているようです。

縦割り班は全部で8班。掃除の音楽が始まると6年生は、担当の掃除場所がまだよく分からない1年生を迎えに行くことからスタートします。掃除中は自分自身も掃除をしながら、掃除の要領がよく分からない低学年に、道具の使い方を教えたり、手順を指示したりと大変な思いをしているようです。給食にしても、手元がおぼつかないながらもあれこれやってみたがる低学年の願いを尊重しながら接している高学年の子ども達。高学年の手際のよさをうらやましく尊敬のまなざしで見つめる低学年の子ども達。双方が認め合って活動する場面を大切にしています。

登校途中、次第にわがままが出てきた1年生をなだめながら手を引いて登校している上級生の子どもの姿、肩に手を添えて学校への道を急がせようとしている上級生の姿を車の中から見かけます。本校は三`、4`近くの道をほとんどの子どもたちが朝7時前後に家を出て歩いてきていますが、1年生にとっては長い長い道のりです。でも、この道を6年間歩き通すことで身につく力は計り知れないくらい大きいものがあると信じています。

1年生のN君が、遊ぼうといってくれました。」
 「掃除の時、1年生のY君に教えたら一生懸命やってくれました。」
 「給食の時、みんなが協力してくれてよかったです。」

これは、高学年の帰りの会での様子が、学級通信に掲載されていたものです。きっと、このように発言した子ども達も5年前は今の1年生のようにまだまだ幼かったことと思います。この5年間の上級生との関わりや日々の積み重ねで今の自分があることに気づいているのではないでしょうか。

今後も、学校生活の様々な場面で学年を越えた活動を仕組み、思いやりの心を育んでいきたいと考えています。


4月  ふるさとのよさがわかり、・・・

  ふるさとのよさがわかり、自分のよさを知り、 
           ともに伸びようとする神田っ子に

新学期がスタートして三週間余り。2月に見事な花を咲かせた梅の木には、小さな実がいっぱいなり、日増しに大きく成長し子ども達を見守っています。満開の桜に祝福されて入学した一年生8人も、学校に慣れ、上級生とともに元気いっぱい学校生活を送っています。

さて、平成16年度は、8人の新一年生を迎えて全校児童64名。人事異動で2名の職員の転退任があり教職員11名での神田小の船出となりました。3月に、24人の卒業生が巣立ち児童数は減少しましたが、新六年生16人の子どもたちが新しいリーダーとして神田小を力強く引っ張っています。

登校班での花壇の手入れやウサギやニワトリの世話。運営委員による校門でのあいさつ運動。5月からは縦割り班による掃除も始まります。てきぱきと指示し、下学年をいたわる上学年の子どもたち、真剣に仕事をする下学年の子どもたち。このよき神田小の伝統を守り、今年度も互いによい影響を与え合いながら過ごして欲しいと思っています。

さて、本年度も教育目標を、

ふるさとのよさがわかり、自分のよさを知り、ともに伸びようとする神田っ子の育成とし、

  あいさつする子   うんどうする子   どくしょする子  をめざす児童像にしています。64人の子どもたちがもっている可能性を引き出し、よさを伸ばしながら、一人一人が生き生きと学校生活を送ることができるように全職員一丸となって取組む所存です。

主要努力点としては

 基本的な生活習慣の定着と健康保持、体力の増進
  2 自ら学ぶ意欲の喚起と確かな学力の向
  3 朝の読書タイムの推進と読書環境の充実
  4 地域素材を生かした総合的な学習の時間の展開
  5 情報機器の活用や個人差に対応した指導法の研究と実践
  6 家庭や地域に開かれた学校づくり          

昨年度に引き続き、週2回の朝の読書タイムやすくすくタイムでの全校体力つくり活動の継続、東法湾をはじめ地域の自然や人々とふれあいながらの総合的な学習を充実させたいと考えています。

とは申しましても、十分な成果を上げるためには、学校、家庭、地域の皆様と連携を図りながら確かな信頼関係を築くことが何より大切だと考えています。昨年度末に立ち上げた本校のホームページの充実や教育週間を6月と10月の2回実施し、授業をはじめすべての教育活動を公開するなどの取組みを展開し、家庭や地域に開かれた学校づくりに努めたいと思っております。

本年度も、保護者の皆様や地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます


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